こんにちは、こいともです。
師走の忙しさで全然歩けていなかったので、夫くんが登ったのことのある優しめの山に、リハビリ登山として登ってきました。
今日はゆっくり登るよー
お正月休みというのもあって「これから鹿児島に帰ります」というご夫婦がいらっしゃったりで、長崎に住む方も、県外から遊びに来られた方もサクッと登りやすい山なのかなという印象です。
群岳https://t.co/bpOAM92Wu5#YAMAP #山歩しよう #3Dリプレイ pic.twitter.com/krglf6n3tP
— こいとも (@r_koitomo) January 13, 2025
▶️再生ボタンを押すと今回の登山・ハイキングルートと共に撮った画像が表示されます。ぜひご覧ください。
南登山口からスタート
大村市内から野岳湖を目指し、さらに奥に進んだところに南登山口があります。
トイレを挟んで2箇所に数台ずつ駐車できます。トイレがあるのが嬉しい。
トイレの横から出発します。石はゴロゴロしてますが、傾斜はそんなになく、いいスタートです。
コツコツ整備の跡
なんだか歩きやすいルートだなと思っていたら
ここをね、88歳の方が整備しながら登っているんだよ。その方はこの山を2,500回くらい登ってるっておっしゃってた。記録をつけているんだって。
夫くんが前に登った時、その整備しながら登っているという88歳の人生の先輩と一緒に登ることになり、沢山お話してくださったんだとか。
見渡してみると、踏みやすそうな石を木の杭で固定してあり、しかも次に足を置きそうな場所を選んでいて「よくわかってらっしゃる!」と言いたくなるほど。
ここも!あそこも!ずっと整備されてる!ありがたーい♬
きっと次の整備の時に使うであろう杭が、木と木の間に挟まれてました。
そんなこんなで88歳の人生の先輩の話で盛り上がってたら、ご本人が登場!
◯◯さん!先日ご一緒させていただいた夫くんです!
お陰でとても歩きやすいです♪ありがとうございます
ご挨拶したら夫くんのことを思い出してくださり、とても嬉しそうにされてました。健脚で歩きも早く、自分が整備したことを威張る風でもなく、見習わないとなぁと思いました。
お陰で私達まで楽しく歩くことができて感謝です。
ケルン
夫くんが「ケルン」と言っていて、なんだろうと思って調べてみたら
ケルンとは、山頂や登山道などの道標となるように、石を円錐状(ピラミッド型)に積み上げたものです。自然になったものでなく、人口で作られたものをケルンと呼んでいます。
綴りは”cairn”なので、「ケアン」、「ケアーン」などとも読む人もいます。登山道の道標を示す場合は、登山道と並行になるように積み上げます。尾根などの迷いやすい登山道に設置されています。
特殊なケースとしては、遭難地点に供養のための慰霊碑として作られる場合が挙げられます。
調整さんwith 登山用語を教えて!ケルンってなに?
今まで登ってきた山にもケルンがありました。人が歩いている跡でもあるよねと思って感謝した場面もありました。
中には関係のない、遊び半分の興味本位で積み上げられてるものもあるようなので、ケルンだと過信せず登山アプリなども使って位置確認やコース確認をした方がよさそうですね。
炭焼き窯の跡
炭焼き窯の跡だと教えてもらいました。私は炭焼き窯を他の山でも何度も見ましたが、毎回教えてもらうまで気づきません。
昔は山で木を伐って、炭にしてから運んでいたそうです。確かに伐ったばかりの木を運ぶより炭にしたものを運んだ方が軽くて良さそうですね。
この表示があるところを左に進んだら、すぐ山頂です。
郡岳山頂
頂上到着! 寒いけど達成感あります。画像はハウステンボス方面。
群岳山頂
— こいとも (@r_koitomo) January 3, 2025
大村湾や長崎空港が見えます pic.twitter.com/0r3vQ1YOw2
寒いのでカップラーメンで温まります。心身にしみるー。
湯を沸かす道具の中でジェットボイルは比較にならないほどすぐ沸騰するのでオススメ。今のサイズは2人分のカップ麺のお湯の量くらい。足りなくてもすぐ湧くから大丈夫。食後のコーヒーもすぐ作れる。
大村湾?湖ではなくて?
山頂から大村湾や長崎空港が見えます。
地図を見ながら「湾といえば湾のような」「湖といえば湖のような」と思っていたので調べてみました。
本湾は、佐世保湾を介して針尾瀬戸および早岐瀬戸のみで外海と通じている、非常に閉鎖性が強い湾です。湾内では真珠の養殖などが行われています。また、湾内には長崎空港が存在しています。
環境省 閉鎖性海域ネット
ハウステンボスの少し南で佐世保湾とつながってますね。この閉鎖性海域のおかげもあってか穏やかな海で、干満の潮位差もわずか90cmほどとのことです。
郡岳の東側、有明海にある大魚神社海中鳥居(太良町)は「月の引力が見える町」。有明海は干満の差が日本一大きいらしく、干満の潮位差は最大6mなんだそう。
カーブ地点に数字
登山中、木の根元に石に書かれた数字が目についてました。それは頂上に近づくに連れ数字は増えていき、16くらいまで続いていた記憶があります。そのうち目に入ったのは半分程度。なんだろうね?と話をしていました。
下山の時に、どうも登山ルートのカーブ部分に番号がふっている感じと気づきました。
気づいて画像でも撮っておけばよかったと思った時には「3」「2」「1」。今度登ることがあったら、番号はどのあたりから始まって何番まであるのか確認したいと思います。
坊岩(ぼうのいわ)
登山ルートの途中にある分岐。夫くんが「前回行ってないから行ってみたい」とのことで坊岩(ぼうのいわ)方面に寄り道。
途中、崩落跡があり、その先は急登。きっと「行きは良い良い、帰りは怖い」で迷惑がかかると判断し、夫くんのみ行くことに。
群岳の帰り、坊岩に行く途中 pic.twitter.com/zPXSLP342b
— こいとも (@r_koitomo) January 3, 2025
眺めがいいですね~。でも怖かったそうですよ。
帰りも88歳の人生の先輩に感謝しながら。楽しく登山できました。
野岳湖から見てみる
郡岳と坊岩が見える場所があるというので寄ってみました。
くすみ色の指が郡岳山頂、黄色の指が坊岩。毎回「よく登るよなぁ」と我ながら思います。
行った人にしかわからない景色があるのもそうですが、私個人的には無心になれる貴重な時間ができるということもあって、歩ける体力つくりも兼ねて登っているという感じです。
まとめ、マップなど
群岳 / こいともさんの郡岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
最近長崎県の山も登り始めましたので、長崎でも歩きやすい山の記事がいくつかできた際には、まとめ記事でも紹介したいと思います。道の迷いもなく、よく整備されており、歩きやすい山でした。
南登山口にトイレはありますが、お店は近くは見かけなかったので飲食の準備は事前に済ませておくと良いと思います。
日本山岳会のサイトに郡岳のルートが紹介されています。このブログのコースが推奨コースと書かれていますね。私達を走るように追い越していった若い男の子たちは野岳湖駐車場がスタートだったので、体力に自信があるなら野岳湖駐車場からスタートしてもいいかもしれません。
南登山口のマップを入れたかったのですが、うまく表示されなかったので野岳湖をまずは目指してください。そのまま直進して1つめの分岐を右折、その後は道なりに進むと左手に駐車場とトイレが出てきます。そこが南登山口です。
スマホでご覧の場合、GoogleMapsからナビを利用しピンの場所に行くことができます(『拡大地図を表示』をタップしアプリへ移動。『ナビ開始』をタップ)
行かれることがあったときはぜひ活用してください。
おまけ
大村市といえば長崎空港近くにガラスの砂浜があります。アサリなどの生き物が生息できる環境を整備するため、廃ガラス瓶から製造された再生砂を用いて浅場を作ったそうです。
よく見るといろんな色のガラスの砂が沢山あって珍しいので、お時間や体力に余裕がありましたらぜひ立ち寄ってみてください。
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