こんにちは、こいともです。
熊本市西区をよく移動している方はご存知かと思いますが、西回りバイパスと田崎市場の通りの交差点、井芹川と坪井川の合流点手前に、南から見ると芝生とお墓が見える山があります。
何度も目にしているのですがずっと霊園と思い込んでいたし、歩き始めたのは2019年(令和元年)なので、歩ける山かどうかという視点で見たことがありませんでした。
今年2023年から登山アプリを利用するようになって、他のユーザーさんたちの活動記録を見ていると、夫が歩ける山だと気づきます。
歩けて景色もいいみたいだから行ってみよう♪
城山上代交差点すぐが入り口
城山上代交差点を河内方面に進んで2つ目を右折します。(わかりにくい)
早速狭い上り坂です。走行注意です。道なりに進みます。
ゲート手前に駐車して歩き始め
Googleマップのクチコミによると、このゲートは夕方5時に閉まるそうです。
時間外はこのゲートを正面に見て左側に駐車。歩いて中に入れるようです。
ゲートのあたりの路面にだいぶ擦った跡があるので念のためゲート手前に駐車して歩きます。
桜御影石で石積み施工した調整池。
この独鈷山は梅雨の集中豪雨で崖崩れや水害が発生していたそうで、平成12年(2000年)6月に調整池が完成しました。
調整池は2カ所あり、調整池に一旦水をためて少しずつ溜まった水を流すことで道路が川のようになるのを防いだり水の流れる速度を緩めたりし、崖崩れもしにくいようになったそうです。
石積み施工による調整池は日本では唯一独鈷山だけ。設計はヨーロッパの城壁をイメージしているとのこと。
それで調整池の隣はヨーロッパを感じさせるようになっているのかもしれませんね。
ゲート通過後最初の駐車場が絶景ポイント
独鈷山
— こいとも (@r_koitomo) May 21, 2023
熊本市西区上代 pic.twitter.com/ox5I2Hqtfp
調整池の隣を歩いていても景色がよかったですけど、ゲート通過後最初の駐車場が1番景色が良いです。
東は熊本駅あたりでその奥が阿蘇山、南は雁回山、右に視線を動かすと宇土の白山、長州港に雲仙あたりまで見渡せます。
今からおよそ1200年前、空海によって120箇所のお寺が建てられ沢山のお坊様たちによって800年修行が続けられた場所なんだそうです。
文化財埋蔵発掘調査により、大きな岩の下から当時修行に使われたと思われる素焼きの器等が数多く出土したことでこの歴史が証明されたそうです。
なぜそんなに多くのお寺を建て3,000名もの方たちが自分の人生を捧げるほどの修行を800年もしたのか、ここには書かれていなかったのでわかりませんが、当時必要あってのことだったのかなと思います。
芝生の右側から歩き進めてみる
さて。眺めの良い駐車場横、芝生広場の右側から歩き進めてみます。
しばらく歩くと日陰の道がありました、ここでも石が沢山。
頂上付近へ到着
少し歩いたら城跡のような景色が。
先程の駐車場とまではいかないけどここからの眺めも良いです。
独鈷山
— こいとも (@r_koitomo) May 21, 2023
標高116m
熊本市西区上代 pic.twitter.com/U1KepaxJjN
熊本城築城の際、ここ独鈷山から石を切り出して、坪井川を利用し、いかだで搬入されたとのこと。
熊本城築城400年を記念して、この公園整備・防災対策工事の時に採掘された転石を利用して熊本城の石垣を(武者返し工法)再現したそうです。
今後は独鈷山での石の切り出しができなくなったので最初で最後の試みとなったそうです。
ここに修行が行われた背景が彫られてました。
思想や政治に加え疫病や天災が多発、不作飢餓も続いたそうです(平安時代末期)
当時は不安や絶望で希望がもてない人々の心を救うためには仏様の教えを広めることしかないと全国各地に数多くの寺院が設立され、ここ独鈷山でも沢山のお坊様たちが連日修行に励んだそうです。
熊本は熊本地震やここ数年の集中豪雨そしてコロナ禍など、似たような環境ではあるけれど、食べるものには困らないし情報はすぐに入手できるようになりました。
今一度、この眺めのいい場所から心穏やかで平和でありますよう、祈ってみるのもいいかもしれません。
ルート・駐車場など
独鈷山 / こいともさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
車に乗って少ししてから活動終了ボタン押してないと気づきました。スタート地点がゴール地点です。
熊本城の石垣を再現した場所にも駐車場があります。そこにピンがあったので案内しておきますね。
スマホでご覧の場合、このGoogleMapsからナビを利用しピンの場所に行くことができます(『拡大地図を表示』をタップしアプリへ移動。『ナビ開始』をタップ)
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